ABARTH 1000 TCR
 

 フルレストア


 当社に来た時は、5割くらい塗装の剥離が終わったトコロでした。この段階で、オカシイところを修繕していきます。
 まず目立つのが、リヤフェンダーの切りっ放し部分。この車両はG5TCRなので、本来はナローボディなのですが、
 オーナーの希望と過去の経歴を考えG2ボディにします。 それと、過去に横転していた形跡があり、正面から見ると
 ルーフが歪み、ピラーが寝てしまってますので、油圧ラムと牽引で修正します。

 フロントフェンダーも横転の修理がいい加減で、クサリが出てましたので、切り継ぎます。
 オーバーフェンダーも形状がおかしかったので、作り直します。

 板金が終わったトコロで、残りの塗装を剥離します。 剥離後サビ止めプライマーを吹き、パテ代わりのサフェーサーを吹きます。

 サフェーサー、パテ修正後、塗装準備に入ります。 室内も剥離しプライマーを吹いておきます。
 TCRの特徴の一つがコルサグレーです。この色は以外にもFIAT純正色なので、データーから再現しました。

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